殺人考察(後)
長編劇場アニメのラストの作品であるが、正直あの殺人鬼では小物過ぎて、盛り上がりにかける。矛盾螺旋での魔術師との対決のほうが、ラストに相応しかったような・・。しかし、いつでも殺せる小物殺人鬼なのに、殺人をしてはいけないという約束を頑なに守る式の葛藤がよく描けている。


「空の境界」終章
夜中に見ていたので、難解な内容と静止画のような画面に何度も落ちそうになった。ある意味、マトリックスのアンチテーゼのような作品。機械軍団の作り出した電脳世界にいれば人間は平和に暮らせるというマトリックスに対し、この作では肉体がないと人格や個性が生まれないという。脳が外界から受ける情報は全て電子パルスに変換されるというのだから、肉体なしでも外部から電気信号を送ってやれば個性を保てるというマトリックスの概念の方がわかり易いけどなぁ。

デルゴとカイラ姫
3Dアニメはあまり見ないが、話題になったあのアバターに影響を与えたということで見てみた。よくありそうな戦国おとぎ話だったが、なかなか飽きさせずにテンポ良く話が進む。アバターというより指輪物語に似ている気もしなくない。