掴みのコールドスリープから目覚めたら、そこは異形の生物が徘徊する地獄絵図という設定はミステリーとホラー、スプラッターの要素を織り交ぜ引き込まれるが、終盤からの真相暴露が非常に難解。これにはいろいろと理由があると思う。ラスボス?(施設を支配するもの)が2つ存在することや、主人公の真の正体、石化病に感染したことにより得られる能力と顕現条件などが、時間的制約があるなか一気に解明されるが、個々を理解するのでさえ大変なのにこれほど怒涛のラッシュでは・・。アニメ制作がスチームボーイのスタッフらしく、風景描写が緻密で美しい。


運命を分けたザイル2
1作目で遭難から無事生還して完結したのに、パート2は何をやるのか?また遭難したのかw、と思っていたが、半世紀以上前のアイガー北壁での悲劇を検証する内容だった。映画化された「アイガー北壁」とちょっと展開が違っていたが、ラストでトニーが宙吊りで凍死したのは間違いない。前に見たアイガー北壁に衝撃を受けたので、本作のドキュメントタッチの淡々と話が進む展開は少々拍子抜けした。

空の境界・殺人考察(前)
レビューではかなり評判高いが、正直一番微妙な回だった。やけに時間が長く感じた。30分程度で十分なような。後編に繋がっているということだが、終章の後編見た後でも納得したという満足感はなかった。

空の境界・痛覚残留
1時間ではやはり説明不足で、痛覚と念力の関係やなぜ学園のお嬢様が強姦されるようなことになったのかよくわからない。しかし、さすが劇場版というべき映像の美麗さと引き込まれるストーリー展開で見ごたえはあった。90分の映画にしてもよかったと思う。