座頭市・折れた杖
どこまでも暗く、救いようのない内容だった。博打で首が回らなくなった漁師の船は焼かれるわ、その子供は叩き殺されるわ、あげくに漁師も見せしめに殺される。市も大枚はたいて助けた娘に裏切られ、あげくにその娘のために大けがを負う。ここまで陰鬱なのも珍しい。


笠間の血祭り
笠間の火祭りにかけたシャレか、全く関連はなかったが。米と血の雨の中での殺陣は印象深い。

座頭市1989
落ち葉は風を恨まない。運命に逆らわず恨まず流されるまま生きる。我が座右の銘、「塞翁が馬」にも通ずる言葉であろう。映像の進歩だろうか、今回の殺陣では盛大な血しぶき、血の海が満載。グロ過ぎる・・。初期作では血なんか一滴も出てなかったのにな~。これにて勝新の座頭市全シリーズ鑑賞!