CDを買うのは何年ぶりだろう? 覚えていない
セゾンとは何? 哲学的な歌詞と、美しく華麗なダンスに魅了された。
タイプA~Cは初回限定版で、DVD付。二人セゾン以外、それぞれ収録曲・MVが異なる。CDが売れなくなった昨今、コレクター心を擽る戦略をとっているのね。
タイプBは、ひらがなけやきの「誰よりも高く跳べ!」とのカップリング。こっちもカワイイ!

セゾンとはフランス語で「季節」のこと。季節とは変化するもの。コミュ障だった少年が少女(確信はないが)と出会ったことにより、変わることを恐れない勇気を持った。そして、別れてひとりになっても前向きに歩んでいこう、という内容だろう。最後の「僕もセゾン」はそう受け取った。
変化は怖いもの。失敗するかも知れないし、多くのものを失うかもしれない。今の自分に満足(多少不満足でも)しているなら、なぜそんな危険な道を行かねばならないのか? みんな自問自答する難題だろう。
しかし、変わることで生きる意味、人生の輝きを見つけることができるかも知れない。
ダーウィンも言っている。「強いものが生き残るのではなく、変化できるものが生き残るのだ」

「花のない桜を見上げて 満開の日を想ったことはあったか?」
何という深い歌詞だろう!思わず半泣きになってしまう。人間には想像するという、変化という恐怖に対抗できる武器があるではないか?
我々はいつでも無限に想像することができる。
この服を着たときの、カッコいい(可愛い)自分を
この自転車で、急峻な峠を汗だくで駆け上がる自分を
このアイゼンを嵌めて、凍てついた雪面を踏みしめる自分を
この仕事をすることで、お客さんの嬉しそうな顔を、・・etc.
変化は辛く、怖い。まずは想像してみよう。変化の先に楽しそうな自分が見えたのなら、もう何も怖くない。喜んで一歩を踏み出せるはずだ。