TVやネットで、あの食品は健康に良い・痩せると評判になると、セレブや意識高い系が大量発生したバッタの如く群がり、サプライチェーンを乱しに乱した挙句去っていく。昔からそれの繰り返し。本当に健康になったと聞いたことがない
健康に良い食品とは何か。害になる食品とは何か。その違いは?
病気の原因に、糖質・脂質・塩分などの過剰摂取がある。無知なダイエット志望者は太るなら口にしなければイイと極端に拒絶し、健康を害する。しかし、実はどれも生命維持に必要なものである。少なくても多くても健康を害する。中庸が大事! 自然界に存在している状態では中庸を維持していた食物なのに、人間が精製し加工し調理することで、中庸が破壊される。極端に糖分や脂質を高めた食品が、生の食物より簡単に安く手に入る。
白米より玄米の方が健康に良いと言われる。当たり前である。人が手をかけ、糖質むき出しになった白米が健康に良い訳がない。果物から本来含まれていた食物繊維を取り除き、果汁のみになったジュースが健康に良い訳がない。生肉はとても噛み切れないほどの繊維があり、ビタミンがあり、それだけで完全栄養食品である。しかし、人が調理することで口でとろけるほどの柔らかさと旨味を凝縮した、ほぼ別物に変えている。酒も自然界には本来存在せず、毎日何リットルも摂取するなど考えられない現象である。しかし、加工・調理した食品は美味で、脳は本能的に際限なく求めてしまう。


常々、ニュートンの運動第三法則は物理の理論だけでなく、人生の真理だと思っている。作用と反作用、全ては自分に返ってくる。楽をすれば、美味い物を食べれば、その代償は必ず返ってくる。甘いお菓子やあったかいご飯を食べれば血糖値は一気に上がり、血管・臓器は徐々に蝕まれていく。酒は本来自然界に存在しないはずの毒物であり、有り得ない事態を収めようと肝臓は必死だ。噛むことを忘れた顎、運動することを忘れた肉体は徐々に衰えていく
全ては自然のまま、人類が生み出すモノは害となる。木の実、魚、野菜など健康に良いのでよく摂りましょう!と言われる。別に健康食品ではない、ただ生の状態に近いだけである。皮肉なことに人が手をかければかけるほど、害のあるモノになってしまう。文明の利器を使えば使うほど、体や脳は退化していく。我々、そして先人が血道を上げて築いてきた文明はどんな意味があったのか? 人類がどんなに叡智を究めようと、自然から1㍉も逸脱できないのか