林道サイクリングの問題点
ガーミンGPSが標準搭載している電子地図は、基本的に林道(未舗装路)や登山道は網羅していない。別途、登山用電子地図を買ってくれということだ。スリムで高性能そして高額なEDGE1000J、さらに最新版のEDGE1030Jでもそれは変わらず。1030Jでは、GPS+GLONASSオンが常用できるようになり、衛星ロストが大幅に減った。しかし、林道に入ったら、道が表示されないことが多々ある。ただでさえ迷いやすい林道で道がないとか・・、何とかしたい

OSMのDL&インストール
OSM(OpenStreetMap)は、無料で利用可能な電子地図である。国土地理院の電子地図と同じく、林道や登山道も網羅している。有志で更新もされている。そして、ガーミンGPSでも簡単に利用可能らしい
「ガーミン OSM インストール」などでググると色々とDLサイトがあるので、「等高線入りシフトJIS版OSM」を落とし(UTF8は日本版非対応)、PCに繋げたガーミンGPS上の「GARMIN」フォルダにマップイメージを格納。サイトではマイクロSDに一度格納してから、それをGPSに挿入を推奨しているが、1030J本体の空き容量が10G以上あるので、USBケーブル経由でイメージファイルを送り込んだ

OSM導入前
この前走った矢田丘陵エリア。南北に未舗装林道が走っているが表示されず 池だけ点々と・・


OSM導入後
設定→プロフィール→マウンテン→ナビゲーション→地図→ベースマップを無効にして、OSMを有効に


白地図だった同エリアに、いくつもの点線(未舗装林道)と等高線が表示された


総括
MTBでは、プロフィール:マウンテンで林道重視のOSM有効。ロードバイクでは、プロフィール:ロードで車道重視のベースマップ有効と使い分けると見やすい 10年以上前、MAP60Cに国土地理院の電子地図をぶち込んだ時は、ファイル変換や分割格納など苦労したが、今回はバカみたいに簡単だった OSMは無料でもしっかり日本語(漢字)表記される。スケール200m以下で林道や等高線が現れ、山間部の情報量が一気に増える。それ以上のスケールでは一般的な道路地図モードになり、ベースマップと遜色ないレベル。拡大から縮小まで実に使い勝手よい。