ロードバイクのタイヤをチューブレス化して7年目、とうとうチューブドに戻した。
これまで快適性と引き換えに、時間と手間と金を犠牲にしてきた。
第一世代:カンパ / ユーラス 2WAY + ユッチ / intensive TL → IRC / RBCC TL
第二世代:カンパ / シャマル 2WAY + スペシャ / S-WORKS TURBO TL
第三世代:ENVE / SES3.4 + ヴィットリア / コルスピ TLR →  CORSA G2 TLR

第一世代
ユーラスの2WAYリムは、スポーク穴がないためリムテープ不要。TLバルブの締付具合さえチェックしていれば、フロアポンプですんなりTL化できた。アルミナローリムでのTL化は劇的な効果があった。衝撃吸収性が半減したどころではない。1/10に激減したと言っても過言ではない。クリンチャーには戻れない。


第二世代
シャマルTURBO TLを履いたときは、別の意味で衝撃的だった。まるで氷の上を滑っているような抵抗の軽さ! IRC TLがグリップ重視(抵抗ありまくり)タイヤだったことがわかった。


第三世代
とうとう禁断のカーボンホイールに手を出した。一般走行する上でカーボンリムなど全く必要ないことは分かっている。これはもうロジックではない。男のロマンなのだ!
ENVE SES3.4は、長年使ってきたTLタイヤ対応ということも背中を押した。しかし、これまでとは勝手が違った。スポーク穴を塞ぐTL用テープが必要。そして内幅21㎜ワイドリム。まずTL化では、フロアポンプでビードが上がらない。CO2ボンベ使っても上がらない。チューブ挿入してビードを上げ、片側のビード上げたまま、もう片方からチューブを抜いて、TLバルブに差し替えて、バルブコア抜いて一気にCO2ボンベで両ビードを上げきるという超面倒な手順を踏まねばならない。TLテープもぬるぬるシーラントのせいか、タイヤ交換のせいか徐々にズレてエア漏れしてくる。半年そこらで交換が必要。このテープ張替えもタイヤのTL化以上にシビアで、密着度が低いと豪快にエア漏れ。これほどに面倒なTL化してもすぐには乗れない。シーラントが気密層を形成するまで最低4,5回エア漏れしてはエア追加を繰り返す。ようやくタイヤ圧が安定して走れるようになっても安心できない。数か月ごとにシーラント追加しないとスローパンク。タイヤ内は、徐々に乾燥し蓄積していくシーラントと追加されたシーラントのカオス。シーラントでも塞がらないパンク時は、ここにチューブを突っ込むのである。もはや神頼み。幸いそこまでのトラブルには合わなかったが・・
快適性が劇的に上がるなら、理不尽とも思える手間も厭わない。だがしかし、ここまで苦労してもTL化とチューブドの違いはそれほど変わらない。カーボンクリンチャー唯一の利点、超ワイドリムによるエアボリューム増大の恩恵は、遂にTLとチューブドの快適性の格差を無くしたのだ! チューブドでも舗装路を走っている限り、クリティカルな衝撃を受けることはほとんどない。しかもワイドリムによってタイヤ自体がワイド化され、転がり抵抗が低下する。確かにTL化すればさらに衝撃吸収はマイルドになるが、劇的な差ではない。


TL化しないなら、シャマル(アルミリム)+TL化でいいのでは? と同じタイヤで比較した。その結果、カーボンリム+チューブドの方が快適性、走行感とも高かった。それほどまでにワイドリム化は劇的に "効く!"
世界一の転がり抵抗の低さに輝く、ビットリア CORSA SPEED TLRは快楽的な走りの軽さとシットリ感ある上質な乗り心地!しかし、耐久性が低い。特に加重のかかるリアはパンクしやすい。残念だがリアは耐久性優先でCORSA G2 TLRに替えた。
皮肉にも、この超面倒なTL化メンテによりチューブ挿入の腕が磨かれた。もはや1分かからない。ワイドリムで扱いやすいこともある。パンク時もドンと来い!